腰椎椎間板ヘルニアで腰の痛みが続いたり、足がしびれてくると、本当に治るのか不安になりますよね。
腰は日常生活動作の多くに関わっていますから、症状が強く出るようになると家事や仕事どころではなくなってきます。
そんな腰椎椎間板ヘルニアですが、骨格の歪みが大きく影響していますので、この記事で詳しく解説していきます。
という方は参考にしてみてください。
目次
腰椎椎間板ヘルニアについて
腰の構造を簡単に説明すると、腰には椎骨というブロック状の骨が5つあり、それが靭帯などで結合されて腰椎が構成されています。
その腰椎の椎骨と椎骨の間に挟まっているのが、椎間板と呼ばれるクッション組織です。
人間は直立二足歩行で活動をしていますから、腰には上半身の重みを受け止めたり、歩行時の衝撃を吸収することが求められます。
そこで重要な働きをしているのが椎間板で、柔軟性に富んだ性質を活かして腰に掛かる負担や衝撃を吸収しています。

腰椎椎間板ヘルニアとは、その椎間板が本来の位置から飛び出して、近くにある坐骨神経や馬尾神経を圧迫するようになり、お尻や足の痛み・しびれが出てきます。
それ以外にも、腰のクッションをするはずの椎間板が飛び出して少なくなっているため、腰痛や腰の可動域制限(動きにくさ)も特徴的な症状でしょう。
治療法としては薬やリハビリで症状のコントロールを試み、それで改善がみられない場合は手術が検討されるようになります。
必要なのは原因に対しての治療
ただし、ここで気をつけないといけないのは、保存療法や手術はあくまでも症状に対処しているだけで、原因を解決していう訳ではないということでしょう。
椎間板が飛び出すそもそもの問題を解消せずに、飛び出した椎間板にばかり対処していても、根本的な原因が取り除かれていないわけですから、時間が経つといずれ再発してしまいます。

つまり、椎間板ヘルニアで本当に対処するべき問題は、神経が圧迫されて症状が出ていることではなくて、椎間板が本来の位置から飛び出してしまう理由の方だということです。
そして、この腰の椎間板が飛び出してしまう理由が、骨格の歪みであることが多いのです。
腰椎椎間板ヘルニアの原因
骨格が歪むと椎間板ヘルニアを発症するのは、構造的な問題が生じて椎間板に掛かる負担が増加するからです。
私たちは直立二足歩行で活動をしていますから、背骨を地面に対して垂直に立てた状態で生活をしています。
さらに、人間は脳や内臓などの重たいものが上半身に集まっている影響で、体重の6~7割は上半身に偏っているとされています。

この上半身の重みを受け止めて支えているのが腰です。
そこで骨格が歪んでしまうと、構造的な問題が生じて上半身の重みを支え切れなくなり、椎間板に掛かる負担が増加することになります。
骨格が歪むと椎間板に掛かる圧力が増加する
通常、腰を正面から見た場合は、骨盤の高さが左右同じで、その上に腰椎がまっすぐに揃って乗っているのが正常な状態です。
この状態であれば、腰の真ん中にまっすぐ荷重が掛かり、左右の骨盤で均等に上半身の重みを受け止めることができます。
しかし、骨格が歪んで構造的な問題が生じると、骨盤が歪んで左右で高さが変わり、その上に乗っている腰椎も影響されて歪んでしまいます。

腰椎が歪むと腰の真ん中にまっすぐ荷重が掛からなくなるので、その間に収まっている椎間板にもまっすぐ圧力が掛からなくなり、ひとつの椎間板のなかで圧力の高い場所と低い場所が生まれます。
ひとつの椎間板の中で圧力差が生まれると、椎間板は圧力の高い方から低い方へと、押し出されるように移動していき、限界を迎えると飛び出して神経を圧迫するようになります。
身近なもので例えると、具がたくさん挟まったハンバーガーの片側を強く握ったら、反対側から中身がこぼれてしまうと思いますが、椎間板にも同じ原理がはたらきます。
これが骨格が歪むと椎間板ヘルニアを起こす理由の簡単な説明ですね。
骨格の歪みを矯正して椎間板ヘルニアを改善させる
椎間板ヘルニアの多くは、骨格が歪むことによって圧力が高まり、本来の位置から押し出されることが原因です。
したがって、骨格の歪みを矯正して、椎間板に掛かる圧力を正常化させれば、飛び出した椎間板を元の位置に戻すことが可能です。

骨格の歪みがなくなって椎間板に掛かる圧力が下がれば、陰圧の作用がはたらいて、今度は反対に圧力の高い方から低い方へと引っ張られて戻っていきます。
椎間板が元の位置に戻れば、神経の圧迫も解消されますから、腰の痛みや足のしびれも改善していくでしょう。
椎間板ヘルニアを戻すには早期治療が鍵
ただし、骨格の歪みを矯正すれば、すべての椎間板ヘルニアが改善するわけではありません。
発症してから時間が経っていると、椎間板から水分が抜けてしまって、柔軟性が低下していることがあります。

椎間板の柔軟性がなくなっていると、矯正をして関節の圧力を下げても、元の位置に戻るだけの力が残されておらず、神経を圧迫したままになって症状も改善しなくなってしまいます。
レントゲンを撮ったときに、骨のすき間が狭くなっている場合は、椎間板から水分が抜けて薄くなっている状態ですから、なるべく早く原因療法をはじめるようにしましょう。
まとめ
世の中の椎間板ヘルニアの治療法を見ていると、根本的な原因に対する治療ではなく、表面的な症状に対しての治療が主流になってしまっています。
たしかに、一時的にでよいならそれでも症状は改善するかもしれませんが、いずれ再発してしまう可能性が高いでしょう。
椎間板ヘルニアが慢性化したり、手術をしたのに再発してしまうのも、この記事で紹介したような骨格の歪みが解消していないからです。
ヘルニアによる腰痛や足の痛みやしびれが改善せずに困っている場合は、いちど骨格の歪みを確認するようにしてください。
